1課 エリヤ | 9月のテーマ「ながれ」 |
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時代の流れの中で、神様が私にあたえられたみことばの流れを見つけ、私はどんな祈りと伝道の流れの中に入らなければならないのかを黙想(もくそう)してフォーラムしましょう。 | |
時代の背景 (じだいの はいけい) |
エリヤは危機(きき)の時代(じだい)(アハブ王が国をおさめていた、偶像崇拝(ぐうぞうすうはい)、神様の預言者(よげんしゃ)がころされる時代)に選(えら)ばれて恵(めぐ)まれ、つかわされた人でした。 神様がエリヤに「アハブに会いに行け。わたしはこの地に雨を降(ふ)らせよう。」と言われます(I列王18:1)。そのときは、3年間、雨が降(ふ)っていませんでした。 そこで、オバデヤをとおしてアハブ王に会い、いつわりの預言者(よげんしゃ)850人とエリヤひとりで、だれが本当の神様なのかをあきらかにしようと、戦い、勝利(しょうり)しました。 |
エリヤの 熱心(ねっしん)と 神様の みことば |
1課(か)のフォーラムは「だれの熱心(ねっしん)なのか」です。 神様は「アハブに会いに行け。わたしはこの地に雨を降(ふ)らせよう。」と言われました。 ところが、エリヤは自分の熱心(ねっしん)でカルメル山で戦ったのです。 そのあと、王妃(おうひ)イゼベルがエリヤをころすと言ったので、にげて、えにしだの木の下で倒(たお)れて言います。「主よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。私は先祖(せんぞ)たちにまさっていませんから。」(I列王19:4) 神様はエリヤをその時代に選(えら)び、恵(めぐ)みをあたえられたので、エリヤは自分とだれかをくらべる必要(ひつよう)はありません。それなのに、「私は先祖(せんぞ)たちにまさっていません」と言います。 また、エリヤは「私は万軍(ばんぐん)の神、主に、熱心(ねっしん)に仕(つか)えました。」(10、14節)と2回も言います。神様の熱心(ねっしん)ではなく、エリヤ自身の熱心(ねっしん)でがんばったのです。神様の計画、みこころは知りませんでした。 そこで、神様は恵(めぐ)みをあたえられます。(11〜12節) 大風、地震(じしん)、火がありますが、その中に神様はおられませんでした。 そのあと、かすかな細い声がありました。 このことをよく考えてみましょう。神様はなにをエリヤに伝(つた)えられたのでしょうか。 神様は「わたしの力なら、なんでもできる。850人の預言者(よげんしゃ)を倒(たお)すこともわたしがするなら、すぐにできる。あなたは『雨を降(ふ)らせると伝(つた)えなさい』と言ったのに、自分の熱心(ねっしん)で戦った。わたしのことばに従順(じゅうじゅん)にしなさい。みことばで伝(つた)えるので、みことばを集中して聞きなさい」と言われたのではないでしょうか。 そのあと、神様は王を立てること、次の預言者(よげんしゃ)エリシャを立てること、7000人のバアルにひざをかがめず、バアルに口づけしなかった者を残(のこ)していることを言われ、そのみことばどおりに見せてくださいました。 エリヤはこのときから、本当の味わいがはじまったのです。 |
フォーラム | みなさんは、神様のみことばを聞いていますか。自分で熱心(ねっしん)にがんばったらできると思っていませんか。神様の熱心(ねっしん)が働(はたら)かれることを見るように、みことばから聞いてお祈りしましょう。 |
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